FC2ブログ

家の近くのむし探検 甲虫、ハチ

家の近くのむし探検 第48弾

一昨日の「家の近くのむし探検」の結果です。この日はいつもの公園には行かずに、近くの林に行ってみました。この林の入り口の道を中心に虫を探してみました。あちこち歩くよりも、一か所でじっくり探した方がいろいろな虫が見つかるみたいです。この日も10~20mくらいの間を行ったり来たりしながら探してみました。





大きなゴミムシがいたので、写そうと思ったら、逃げて逃げて。結局、3mほど追いかけました。そして、枯れ葉の下から出てくるのを待ち伏せしてやっと写せました。「原色日本甲虫図鑑II」を見ると、クビボソゴミムシに似ています。初めて見たのではないかなぁ。



キクスイカミキリが2匹いました。小さいけれど、何となく印象に残るカミキリですね。



これはチビタマムシですね。一応、採集してきて頭盾の写真を撮ってみました。まだ縦横比を測っていないのですが、たぶん、ナミガタチビタマムシみたいです。



こちらは別のチビタマムシです。



クズの葉にこんな食痕を残していました。たぶん、クズノチビタマムシでしょうね。これも採集してきて、頭盾の写真を撮ってみました。この2種、次回にまとめて写真を載せます。





このハムシ、ヒゲナガウスバハムシだと思っていたのですが、触角がそれほど長くなくて、だんだん自信がなくなってきました。(追記2016/05/22:菅井 桃李さんから、「ハムシはクワハムシでしょう。これが本当に1種だけなのかとも思うのですが…。」というコメントをいただきました。やはりクワハムシでしたか。実は、クワも有力候補に挙がっていたのですが、「原色日本甲虫図鑑IV」のヒゲナガウスバの説明で、「前胸背板は側方部や後縁近くでややくぼみ・・・」という部分に引かれて、こちらを選んでしまいました。クワの方は、「前胸背板の後縁は明瞭な縁取りを有し・・・」とだけ書かれていました。「原色昆虫大図鑑II」を見ると、クワにも「前胸背は中央後に広い横溝があり・・・」と書かれていました。どうも有難うございました





2枚目の写真には長い下唇鬚が写っています。だから、ミツバチ科ですね。黄色の模様から以前見たヤマトツヤハナバチかなと思ったのですが、「日本産ハナバチ図鑑」を見ると、似た種にキオビツヤハナバチがいて、違いがはっきりしません。それで、ちょっと文献を調べてみました。

M. Shiokawa, "Redescriptions of Ceratina flavipes Smith and C. japonica Cockerell (Hymenoptera, Apidae)", 昆蟲 31, 276 (1963). (ここからダウンロードできます)

この論文は、この2種が非常に似ているので、今後、いろいろな調査を進めていくときに両者を確実に区別しないといけないので再記載をしたという内容です。この写真の個体はわずかに見える顔面の模様から♀だと思われます。論文中にある♀の検索表を和訳すると以下のようになります。



頭盾の模様を見ると確実みたいなのですが、ほかの部分でも判断できます。でも、やってみるとそう単純でもなさそうです。まず、小盾板には三角形状の黄色紋がないので、キオビが有力です。ところが、腹部背板の黄色帯は第2と第3は中央で途切れているみたいですが、第4はほぼつながっているようです。これはヤマトの方の特徴です。最後の前・中脚脛節の黄色紋は次の写真に辛うじて写っていました。(追記:ヤマトツヤハナバチの頭盾の黄色紋は以前「なにこれ生き物探検」に出した記事を見るとよく分かります



黄色紋はかなり発達している感じです。これはキオビに近い?。ということで、やはり採集しないとよく分かりませんね。



最後はこのハチです。脚や胸の色がちょっと薄い感じがしますが、たぶん、いつものセグロカブラハバチかなと思いました。翅脈を見ると、ハグロハバチ亜科ではありそうです。長くなったので、残りは次に回します。
スポンサーサイト



プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ