FC2ブログ

家の近くのむし探検 甲虫とクモ

家の近くのむし探検 第39弾

3日前の公園の虫探しの続きです。早く出さないと、2日前と今日撮った写真が溜まってきました。



こんなカミキリがいました。模様からはトゲヒゲトラカミキリのようです。マンションの廊下でも何度も見たことがありました。マンションからこの公園までは歩いて5分程度。同じ雑木林に面しているので、出てくる虫もだいたい同じみたいですね。3年半の間、マンションの廊下で勉強したことがずいぶん役に立ちます。



後はいつもの連中です。これはツツジコブハムシでしょうね。だいぶお馴染みになりました。こうやって近くから写すと確かに虫なのですが、ツツジの葉の上にはいろいろなものが落ちているので、ぱっと見ただけでは見逃しそうです。



この間から見ているヒメクロオトシブミです。何度写しても格好がいいですね。



この間、ヒゲナガウスバハムシだとしたハムシです。最近、手作り図鑑の制作を進めているのですが、ハムシのところになって、「原色日本甲虫図鑑IV」と「原色昆虫大図鑑II」とで和名がずいぶん違うことに気が付きました。この種はニッポンヒゲナガウスバハムシとなっていました。イタドリハムシもイタドリヒゲナガハムシ。この和名、どこまで通用しているのでしょう。



次は苦手なコメツキです。外観から、この間、MSWiさんにコメントしていただいたキバネホソコメツキだろうと思って、「絵解きで調べる昆虫」の検索表を見てみました。キバネホソコメツキはコメツキ亜科第2群に入るのですが、検索表を見ると、「前頭横隆線は台形状で、前頭横溝は生じない。前胸背板の側縁は目の中央部に達する。」となっています。



これは横から撮ったものですが、前胸背板側縁は複眼の下に達していることは確かです。前頭横溝ははっきりしません。だとすると第3群かもしれないなと思って悩み始めました。今度、一度採集してきて調べてみたいと思っています。コメツキにはいつも悩みます・・・。



ツツジの葉にラクダムシがいました。いつもマンションの廊下にいる姿ばかり見ていて、自然にいる姿を見るのは初めてです。でも、やはりラクダムシはラクダムシですね。



木の幹をクモがちょこちょこと歩いてきて、ちょっとした窪みにしゃがみ込みました。こうするとほとんど目立ちません。キハダエビグモだと思います。



これはネコハエトリだと思います。



最後は公園の植物を一つ。モクレン科のユリノキです。こんなにつぼみが膨らんできました。もうすぐ開花ですね。
スポンサーサイト



家の近くのむし探検 セダカコガシラアブほか

家の近くのむし探検 第38弾

三日前の公園での虫探しの続きです。外出したり、同定していたりで出すのが遅れてしまいました。今日の最初はこれです。



セダカコガシラアブの仲間が長い口吻を何に使うのか調べたくて、ツツジの葉先に止まっている個体をずっと観察していました。そうしたら、いきなりもう1匹がやってきて交尾の態勢に入りました。



でも、一瞬のことですぐにもう1匹は離れてしまいました。どうやら交尾はしなかったようです。



その後、残された1匹は万歳を何度もしていました。複眼でも拭いているのかなぁ。



もう1回は運よくツツジの花に潜り込んだところを見つけました。そして、口吻らしきものを前に伸ばして・・・と思ったのですが、後から調べてみると、何となく前脚のような気がしてきました。またしても撮影失敗かな。でも、中にいたのは割と一瞬ですぐに出てきました。



曲がった体だからでしょうが、出るときも雄蕊が邪魔をしてなかなか出られません。一度ずっこけてしまいました。実は、おちゃたてむしさんからツツジの花で吸蜜するという情報を得て、翌日、もう一度公園に行ってみました。でも、晴れていたにも関わらずこの日は1匹だけ。しかも、葉先に止まったまままったく動きません。30分ほど見ていたのですが、とうとうギブアップ。見渡せば、ツツジの花はもうほとんどなくなっています。今シーズンは終わりかもしれませんね。



ハエついでにこの写真も出しておきます。たぶん、シマバエ科のHomoneura属ではないかと思うのですが、Homoneura属は以前、検索をして種までたどり着いたことがありました。今回も採集してきたので、また、チャレンジしてみます。(追記:前回と同じように検索をしてみました。シマバエ科Homoneura属までは確かそうです。ただ、これは♀のようで、そこから先の検索ができませんでした。残念!)(追記:ひょっとしたら、♀でも種の特定ができるかも・・・



これも一応ハエかな。ホソヒメヒラタアブだと思います。



この間MSWiさんから、コツチバチだと教えていただいた種だと思います。この角度から撮ると、ちょっと可愛いですね。



これは何だろう。奇妙な触角のハチです。採集しなかった・・・。



奇妙な虫がいました。でも、2年前の5月8日にマンションの廊下で見ていました。アオヒゲナガトビケラです。トビケラの仲間なのですね。長い触角で端まで入れると上の写真のようになります。



本体部分を拡大しました。変な形の突起はネット情報によると小顎肢だそうです。翅の先が裁断されているみたいだし、こんな形、何か意味あるのでしょうか。



いつものホソマダラシリアゲ



で、このカゲロウ。翅が半透明なので亜成虫です。尻尾は2本。目が小さいので♀。翅を拡大してみました。



御勢氏の「日本産カゲロウ類」を見ながら、翅脈に名前を付けてみました。雰囲気、コカゲロウの翅脈ですね。しかも、後翅が見当たりません。そこで、ちょっと検索をしてみました。



これは「日本産カゲロウ類」に載っていた検索表のうち、必要な部分だけを抜き出したものです。①のMの基部とCuAの基部が平行というのは写真を見るとすぐに分かります。これが平行でなく、基部付近で広がれば、カワカゲロウ、モンカゲロウ、アミメカゲロウになります。②の「後肢の跗節が4節の可動環節になる」というのは写真では見にくかったです。



後肢先端の跗節を拡大したものです。まさか、こんな部分の写真が必要だとは思わなかったので、いい加減に撮ってしまいました。先端が爪だとすると何となく4節のような気がします。もっとも第1節が可動節かどうか微妙ですが・・・。とりあえず、これで、ヒラタカゲロウを除外することができます。次の③と④は翅脈を見ると確かめられます。ということで、跗節の節数さえあっていれば、コカゲロウ科になります。

次は種への検索です。後翅がないと判断すると、次は縦脈間の間脈の数です。上の写真に白矢印を一部入れておきましたが、2本ずつあるようです。ということで、フタバコカゲロウ属になりました。御勢氏の論文ではフタバコカゲロウ属はミジカオフタオコカゲロウとフタオコカゲロウの2種が載っていたのですが、「日本産水生昆虫」ではミジカオフタオコカゲロウ属とフタオコカゲロウ属に分かれ、それぞれ4種、2種が載っていました。これも検索してみると、どうやらミジカオフタオコカゲロウ属ではないようですが、♂の検索表なのではっきりとは分かりません。結局、フタオコカゲロウ属なのかなと思って、説明を読んでみると、成虫および亜成虫は静止の時に翅を広げる性質を持つということが書かれています。そういえば、以前、翅を広げて止まっている写真を撮ったことがありました。では、これはいったい何だろうか。というので、手詰まりになってしまいました。やはり写真だけだと難しいですね。少なくとも、♂の把持子を確認する必要があります。

長くなったので、ここで一旦終わっておきます。後は甲虫とクモが残っています。これも問題ありの種がありなかなか悩ましいのですけど・・・。
プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ