家の近くのむし探検 甲虫とカメムシ
家の近くのむし探検 第59弾
一昨日、家の近くにある林の入り口にいってみました。ここは適当に陽も当たり、やや日陰にもなっていて何となく虫が多そうな場所です。私のお気に入りの場所でもあります。わずか20mほどの間の狭い場所ですが、ここで2時間も粘って虫の写真を撮りました。今日は分からない甲虫が多いので、名前調べが大変でした。だいぶ間違っているかもしれません。
まずはコガネムシから。きらきらと光ってとても綺麗ですね。
次はこれです。クロコガネかなと思ったのですが、以前買った「日本産コガネムシ上科標準図鑑」で調べてみました。似た種にマルオクロコガネがいて、近畿には両方分布していそうです。この2種は前胸背板後縁の点刻でも見分けられるようです。後縁の点刻が中央付近で広く消滅していたらクロコガネ、まばらな点刻がある場合はマルオクロコガネ。
後縁がどの部分を指すのか分からなかったのですが、ネットを見ると書いてあるサイトがありました。本当に縁の部分の点刻を指すそうです。この個体ではまばらにあるので、マルオクロコガネかなと思いました。
ついでに頭盾と、
腹部末端も写しておきました。これは図鑑の♂の図と違うので、♀の方かな。
後はハムシですね。これはドウガネサルハムシかなと思ったのですが、どうでしょう。
このハムシはたくさんいました。キベリクビボソハムシみたいですね。初めて見ました。図鑑によると、食草はヤマノイモみたいです。
これもたくさんいました。たぶん、キバラヒメハムシではないかと思います。一匹採集したのですが、たぶん、こ種ののハムシだったと思います。その個体は確かに腹部が黄色かったです。食草はノリウツギ、コナラなどの花だそうです。
問題はこれです。このハムシがどうもよく分かりません。雰囲気的にキアシノミハムシかなと思ったのですが、おそらく違うでしょうね。この色のハムシは難しいですね。
これはたぶんヒメジンガサハムシだと思うのですが・・・。
ハムシの最後はこれです。変わった姿ですね。笹にこんな食痕をつけています。たぶん、タケトゲハムシだと思います。
ナミテントウ。
これには悩みました。たぶん、ヒメテントウの仲間だろうなと思って、「原色日本甲虫図鑑III」の検索表で調べてみました。上翅の端が淡色で、前胸背板に淡色部がないなどから、コクロヒメテントウというところまで来たのですが、よくは分かりません。似た種が多いですからね。
ハナノミとハネカクシは今のところ名前調べを諦めています。
後はゴモクムシの仲間、これもダメ。
最後はヒメトラハナムグリだと思う個体です。これは初めて見ました。
後はカメムシを紹介します。これはたぶん、ヨツボシカメムシ。
ケブカヒメヘリカメムシ。
最後はワラジカイガラムシの仲間です。こういう白い個体はハワードワラジカイガラムシだというようですが、本当でしょうか。残りの虫は次回に回します。
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