廊下のむし探検 チャタテ、ハエなど
廊下のむし探検 第807弾
1月も中旬になってしまいましたね。昼間の気温も10度を切って、いよいよ冬本番のような感じです。こんな時にマンションの廊下を歩いてみてもおよそ虫の姿はなさそうですが、それでも探すとちょこちょことはいますね。
最初はこのチャタテムシです。背景が暗いので、こんな目立たない感じになってしまいました。後小室があり、M脈と結合していないので、ケチャタテ科あたりかと思ったのですが、一応、採集してきました。今度、検索をしてみます。
次はこのハエ。昨年末に写真を撮って、フンバエ科という予想を立てたのですが、今回は採集してきたので、調べることができます。翅に変な筋模様があるのと、頭頂付近に尖った三角系の模様があるのが特徴です。これも明日の宿題です。(追記2016/02/10:採集した個体を使って検索をしてみました。紆余曲折の結果、ヤチバエ科になり、岐阜大のサイトといくつかの論文から、最終的にブチマルヒゲヤチバエになりました)
ナミテントウはちょこちょこ見るのですが、こんなに黒点があってもやはりナミテントウなのでしょうね。
後はムラサキナガカメムシ。
ブチヒメヘリカメムシ。
それにナミスジフユナミシャクでした。
ところで、昨日、懸命に英語の検索表を訳したヌカカ科だったのですが、今日、検索してみようと思って冷凍庫の試料箱を開けてみました。てっきりヌカカを採集したと思っていたのですが、実はブユ科を採集していました。同じ吸血昆虫だったので、覚え違いをしていたようです。折角、翻訳して頭に要点が入っていたのに・・・。それで、昨年の正月に採集してそのまま毒瓶に入れっぱなしの個体があったので見てみたら、もう翅もくちゃくちゃで、固まっていました。一応、消毒用アルコールに入れて伸びるのを待っているのですが、期待薄です。失敗、失敗!
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