廊下のむし探検 元日の虫たち
廊下のむし探検 第802弾
皆さま明けましておめでとうございます。今年は例年に比べるとだいぶ暖かいですね。それで、午後からちょっとだけ廊下を歩いてみました。
久しぶりのフユシャクですね。廊下の壁の下の方に静かに止まっていました。ウスモンフユシャクですね。今シーズン初めてです。
ヤマノモンキリガ、スギタニモンキリガ、スミレモンキリガという似た種があったのでしたね。一昨年の12月のブログにその見分け方を書いておきました。前縁にかすかに見える黒い紋の位置が決め手でした。これはたぶん、ヤマノモンキリガだと思います。
これはホソバハガタヨトウです。昨年11月中旬に「廊下のむし探検」で初めて見たので、今シーズン2回目になります。成虫越冬はしない種です。
ターバン目があるのでコカゲロウ科♂、翅が黒いので亜成虫ですね。雰囲気はシロハラコカゲロウに似ている感じですが、腹が白くないので別の種なのかなぁ。ちょっと分かりません。(追記2016/01/02:フッカーSさんから、「コカゲロウ/オスは、たぶんシロハラコカゲロウで良いと思います。シロハラコカゲロウは季節によって2タイプがあり、冬季は雌雄ともに体全体が暗色の個体が見られます。胸部側面には体色よりさらに濃い色の3つの点紋があります。写真の個体は翅が半透明なので、亜成体です。冬季に出る個体群は、春に見られる体が黄色く腹部が白い個体群よりも体長が大きめなのも特徴です。越冬時に外見が変わる虫ってけっこう居ますが、体長まで変わるのが面白く、また不思議なところでもあります。」というコメントをいただきました。シロハラコカゲロウが冬に出て、しかも色や大きさが変わるというのは驚きでした)
ハチがいたのですが、よく分からないので採集してきました。後で調べてみます。(追記2016/01/02:先ほど、簡単な検索をしてみました。ヒメバチ科であることは間違いなく、亜科の検索ではチビアメバチ亜科になりました。もう少し調べてみないと何ともいえないのですが、前翅に鏡胞があって、それに柄があるというところがこの間みたトガリヒメバチとは違っていました)
後はハエばかり。一瞬タマバエかなと思ったのですが、脈が翅を一周していないようなので、ひょっとしたらクロバネキノコバエかなと思いました。
確かに左右の複眼が接している感じです。
これも同じ種かなぁ。
キモグリバエはいつもたくさんいるのですが、今日は虫が少なかったのでつい写してしまいました。でも、いつもと変わらないですね。
これはハナアブですね。腹部の模様がわからないので採集してきました。後で見てみます。(追記2016/01/02:まだ検索途中ですが、顔面や複眼に毛がいっぱい生えていて、検索ではケヒラタアブになったのですが、腹部の模様が違うみたいで、もう少し検討しないといけません。ヒラタアブの検索はだいぶ慣れたかなと思ったのですが、そうではなかったみたいです)
これはクロバエ科でしたね。
これも同じかなぁ。
最後はたぶん、ヤミイロカニグモ。1月の割にはいろいろといましたね。
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