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廊下のむし探検 ハエが多い

廊下のむし探検 第452弾

冬になると、やたらハエばかり目につくようになりますね。昨日も廊下を歩いてみたのですが、ハエとフユシャクくらいかなぁ。本当に虫が減ってしまいましたね。



今日の最初はこのハエです。翅脈を見てイエバエ科かなと思ったのですが、一応採集してきました。調べてみると、イエバエ科とはちょっと違っていました。



一番違うところはCuA+CuP脈が翅端まで到達している点です。こうなるとハナバエ科かフンバエ科になるのですが、額内剛毛があったので、ハナバエ科の方かなと思っています。



このハエはクロバエ科のようです。これも採集してきました。家の中にだんだんハエが溜まってきま~す。



これは野外でよく見るハエで、ツマグロキンバエでしょうね。こちらもクロバエ科です。



さて、問題のキノコバエです。これはこの間いた種と同じかな。



こちらはケバエの♀ですね。前脚脛節の刺が2本あり、内側の刺がかなり短いので、晩秋のケバエですね。採集して調べてみると、平均棍が黄色でした。従って、ウスイロアシブトケバエ(Bibio flavihalter)みたいです。flaviが黄色、halterが平均棍という意味が分かると、学名のflavihalterという呼び方の方が親しみが湧くようになりますね。



長さが3.6mmの小さな玉のようなものが転がっていました。てっきり木の実だとばかり思っていたのですが、ひっくり返してみると、



脚や触角が見えて、びっくり。甲虫のようですが、名前が分かりません。(追記:通りすがりさんから、「ゴミムシダマシ上科かヒラタムシ上科だとは思うんですけど、全く違うマイナーどころかもしれないですし、微小甲虫は難しいですね。」というコメントをいただきました。ほしさんから、「タマキノコムシ科も似ています。」というコメントをいただきました。皆さん、どうも有難うございました



クヌギカメムシです。おそらく、ヘラクヌギカメムシだと思います。



後は、クロスジフユエダシャクが3匹、それに、



オオシマカラスヨトウらしき個体がいました。



廊下を歩いていると、突然、飛んできて目の前に止まりました。テングチョウです。越冬組ですが、翅はまだ結構きれいそうです。(追記:MSWiさんから、「テングチョウの名の由来は下唇鬚の長さから来た物ですが、翅頂の突きだした部分も天狗の鼻に見えなくもないです。タテハチョウ科にはこんな風に翅がギザギザしている物が目立ちますが、何の為でしょうね。」というコメントをいただきました
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