廊下のむし探検 早春の蛾、続々
廊下のむし探検 第218弾
昨日は気温が15度近くまで上がったらしい。そのせいか、マンションの廊下には驚くほどの数の蛾が出ていました。どれも早春の蛾です。
まずはオカモトトゲエダシャク。私はいつも「オカトゲ」と呼んでいますが、2月終わり頃から出始めるので、「春の使い」としてトビモンオオエダシャクと双璧をなすものです。止まり方が変わっていて、前翅を畳んで両横に、後翅も畳んで真後ろに伸ばします。展翅をしてしまうと普通の蛾になってしまうのですが、こうやって止まっている姿は実に奇妙です。この日は、廊下で1匹、地下駐車場で3匹の合計4匹がいました。
そのトビモンオオエダシャクもこの日は2匹いました。
これはクロモンキリバエダシャクで、やはり早春に出てきます。私の標本箱にも2月28日採集の個体がありました。
春キリガと呼ばれる春に出るキリガ類も出ていました。これはホソバキリガです。私の標本では3月2日が一番早いので、今年はさらに早く登場したことになります。この日は2匹見ました。
ちょっと潰れていたのですが、やはり春キリガのスモモキリガです。この蛾も早くから見られるのですが、標本箱ではやはり3月2日がもっとも早い標本でした。急に暖かくなったので、一斉に羽化したのでしょうね。
これはカシワキボシキリガで、同じキリガでもこれは越冬キリガです。
こんなに早春の蛾がたくさん出てくると、フユシャクも影が薄くなってしまいます。
それでもフユシャクも負けてはいません。これはいつものシロフフユエダシャクです。この間からたくさん出ていますが、この日は5匹もいました。
クロテンフユシャクも2匹いました。フユシャクは地下駐車場でなしに、いつも廊下で見かけます。
今年初めてのホソウスバフユシャクです。この蛾はいつも3月になってから見るのですが、2月26日というのはこれまででもっとも早い記録になりました。
まるでフユシャクのように翅を重ねて止まっていますが、これはフユシャクではなく、ハイイロフユハマキという早春に出てくるハマキガの一種です。フユシャクに似ているので、「フユシャクモドキ」という別名もあります。触角から見ると、上は♂、下は♀のようです。
その他の虫もちょっとだけ。
クサギカメムシもあちこちで顔を出していました。家の中にも入ってくるので嫌ですね。
これだけ蛾が多いと、ハエにはなかなか目が行かなくなります。それでも一応撮ってみました。上はユスリカの仲間、下は翅脈を調べてオドリバエ科にたどり着きました。さらに、Manual of Nearctic Dipteraで調べると、Rhamphomyia属の翅脈に似ている感じです。
いつの日かヤスデも名前調べをするかもしれないので、一応、載せておきます。
最後はネコハグモという体長数ミリの小さいクモです。このクモ、冬中、廊下の壁のあちこちでじっとしている姿を見かけました。
まずはオカモトトゲエダシャク。私はいつも「オカトゲ」と呼んでいますが、2月終わり頃から出始めるので、「春の使い」としてトビモンオオエダシャクと双璧をなすものです。止まり方が変わっていて、前翅を畳んで両横に、後翅も畳んで真後ろに伸ばします。展翅をしてしまうと普通の蛾になってしまうのですが、こうやって止まっている姿は実に奇妙です。この日は、廊下で1匹、地下駐車場で3匹の合計4匹がいました。
そのトビモンオオエダシャクもこの日は2匹いました。
これはクロモンキリバエダシャクで、やはり早春に出てきます。私の標本箱にも2月28日採集の個体がありました。
春キリガと呼ばれる春に出るキリガ類も出ていました。これはホソバキリガです。私の標本では3月2日が一番早いので、今年はさらに早く登場したことになります。この日は2匹見ました。
ちょっと潰れていたのですが、やはり春キリガのスモモキリガです。この蛾も早くから見られるのですが、標本箱ではやはり3月2日がもっとも早い標本でした。急に暖かくなったので、一斉に羽化したのでしょうね。
これはカシワキボシキリガで、同じキリガでもこれは越冬キリガです。
こんなに早春の蛾がたくさん出てくると、フユシャクも影が薄くなってしまいます。
それでもフユシャクも負けてはいません。これはいつものシロフフユエダシャクです。この間からたくさん出ていますが、この日は5匹もいました。
クロテンフユシャクも2匹いました。フユシャクは地下駐車場でなしに、いつも廊下で見かけます。
今年初めてのホソウスバフユシャクです。この蛾はいつも3月になってから見るのですが、2月26日というのはこれまででもっとも早い記録になりました。
まるでフユシャクのように翅を重ねて止まっていますが、これはフユシャクではなく、ハイイロフユハマキという早春に出てくるハマキガの一種です。フユシャクに似ているので、「フユシャクモドキ」という別名もあります。触角から見ると、上は♂、下は♀のようです。
その他の虫もちょっとだけ。
クサギカメムシもあちこちで顔を出していました。家の中にも入ってくるので嫌ですね。
これだけ蛾が多いと、ハエにはなかなか目が行かなくなります。それでも一応撮ってみました。上はユスリカの仲間、下は翅脈を調べてオドリバエ科にたどり着きました。さらに、Manual of Nearctic Dipteraで調べると、Rhamphomyia属の翅脈に似ている感じです。
いつの日かヤスデも名前調べをするかもしれないので、一応、載せておきます。
最後はネコハグモという体長数ミリの小さいクモです。このクモ、冬中、廊下の壁のあちこちでじっとしている姿を見かけました。
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