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廊下のむし探検 ハラビロカマキリ、蛾など

廊下のむし探検 第141弾

最近、マンションの廊下でカマキリをよく見かけます。先日も天井に止まっていたのですが、名前を調べようと思って網で捕まえ、手で持とうとした瞬間に逃げてしまいました。結構、カマキリも飛ぶのですね。

昨日も廊下の天井に止まっていました。



この日のカマキリはこれまでのカマキリと違い、ずんぐりとしていて、大きさもそれほど大きくありません。よく見ると、翅に白い点があります。図鑑で調べてみると、ハラビロカマキリのようです。カマキリは日本に一体何種ぐらいいるのだろうと思って、九大の日本産昆虫目録データベースで調べてみました。すると、カマキリ科は7種、ヒメカマキリ科は2種で、そのうち、本州に生息するのは6種と1種。意外に少ないですね。



カマキリのついでにバッタです。地下駐車場の天井にいました。先日も見かけたウスイロササキリではないかと思います。どんな鳴き声で鳴くのだろうと思って、図鑑を見ると、「夏から秋にかけてツルルルルルと鳴く」と書いてありました。楽しみです。



廊下に止まっていました。「廊下のむし探検」初登場ですが、よく見かけます。ヤガ科のシャクドウクチバです。「シャクドウ」は「赤銅」なのでしょうね。そう言われれば少し赤っぽい感じがします。



地下駐車場の天井にちょっと変わった模様の蛾が止まっていました。ヤガ科のヒメハナマガリアツバだと思います。これまで、5月から9月にかけて何回か採集しています。「ハナマガリ」は顔のところにある下唇鬚(かしんしゅ)が顔に沿って曲がっていることから付けられたのでしょう。写真ではよく分かりませんが・・・。



これもヤガ科のマダラウスズミケンモンではないかと思います。実は、ウスズミケンモンという種もいて、後翅の色が前者はうす茶色、後者は白なので、展翅をするとすぐに分かるのですが、前翅の模様だけではちょっと分かりにくいです。でも、何となく感で、前者の方かなと思っています。



シャチホコガ科のアオバシャチホコです。見るからに気持ち悪い蛾ですが、昨年10月にも登場しました。その時は、「悪魔的な蛾」として紹介しました。今見ても、何となくそんな感じがしますね。



この間から何度か登場していますが、シャクガ科のアシブトチズモンアオシャクです。今日は2匹いました。「チズモン」は「地図紋」だと思いますが、何となくその意味が分かりますね。



これはメイガ科のコメシマメイガです。「コメ」という文字がついていますが、「大図鑑」によると、「幼虫はコメノクロムシと呼ばれ、貯穀の害虫で、乾燥食品や動物の乾燥標本を食害する」と書いてありました。新しい米よりは古い乾燥した米を好むようです。



そしていつも悩む蛾です。外横線が奇妙に曲がっているので、図鑑を見比べ、ヒメアカウスグロノメイガかなと思うのですが、自信はありません。



壁から突き出したような形で止まっている蛾をよく見かけます。普段はあまり撮影しないようにと思って通り過ぎるのですが、ちょうど撮影しやすい高さに止まっていました。おそらく、ツトガ科のクロフタオビツトガだと思いますが、止まったままの格好ではよく分かりません。
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