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廊下のむし探検 蛾の巻

廊下のむし探検 第120弾

昨日の「廊下のむし探検」の続きです。今回は蛾についてです。



この日の大きな蛾は、一昨日に引き続いてヤママユでした。今日はしかも、車のナンバープレートの下に止まっていました。蛾の苦手な私としてはこんな事態を恐れていました。もし、これが自分の車だったらと思うとぞっとします。幸い、2台先に止めてあった車でした。



これも地下駐車場の天井に止まっていました。ちっとも青くも緑色でもないのですが、シャクガ科アオシャクの仲間のオオアヤシャクです。5、6、9月に採集した標本があります。

その傍に止まっている小さな蛾も気になります。



拡大すると、翅に黒い点が3つ付いています。おそらく、ミツボシキバガかその仲間だと思います。



これもアオシャクの仲間で、ヒメシロフアオシャクです。アオシャクといってもいろいろいますね。



これは、先日もいたクロスジオオシロヒメシャクだと思います。ちょっと芸術的な模様を持った蛾です。



これはチャノウンモンエダシャクです。幼虫は茶の害虫です。



ウスオビトガリメイガです。いつもは天井に止まっているのですが、この日はなぜか廊下の壁に何匹も止まっていました。近くで撮影出来たので、載せておきます。





地下駐車場には相変わらずヒメクロイラガが、天井に止まっていたり、クモの糸にぶら下がっているものなど、たくさんいます。下側の写真はだいぶ色が違うのですが、独特の下唇鬚(かしんしゅ)を持っているので、間違いないと思います。



このような止まり方をするヒトリガ科の蛾が多くて、いつも同定に困ります。この蛾は、まったく模様がないので、おそらくツマキホソバ♀だと思うのですが、どうでしょう。
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廊下のむし探検 大きなシロスジカミキリほか

廊下のむし探検 第119弾

昨日は蒸し暑かったのですが、廊下を歩いてみると、結構、虫が多い感じでした。地下駐車場の天井に巨大なカミキリが止まっていました。



写真では大きさが伝わらないのですが、とにかく、大きなカミキリでした。図鑑で調べるとシロスジカミキリというようです。「黄色の筋なのに『シロスジ』とは?」と疑問に思ったのですが、図鑑の説明に、「生時は美しいクリーム色の微毛斑だが、死ぬと白くなる」とありました。生きているカミキリを見て、名前を付けてもらいたかったですね。



すぐ横に、別の中型のカミキリもいました。図鑑を見てもぴったりと来るものがありません。ゴマフカミキリに似ているなと思って、今度はネットで画像検索してみると、カタシロゴマフカミキリというのが似ています。改めて図鑑と見比べてみると、似ているような似ていなような。図鑑よりは、生態写真の方が絵合わせには良いのかもしれません。



カミキリでは、この間も出てきたアカアシオオアオカミキリが廊下の壁に止まっていました。



廊下には、この間もいたナガフトヒゲナガゾウムシもいました。何度見ても奇妙な感じがします。ひげが太くて短いからでしょうか。



この甲虫の触角も独特です。それを手がかりに図鑑を調べてみると、ナガニジゴミムシダマシか、その近傍の甲虫に似ていることが分かりました。触角の節が途中から逆三角形になっています。ネットの写真では、虹色に綺麗に写っている個体が多かったのですがが、ストロボをたいたせいか、お尻の方がわずかに虹色に写っているだけでした。もう少し、いろいろな写真を撮れば良かったと後悔しています。



これはスジコガネでしょうか。やはりストロボのせいか黒っぽく写ってしまいました。甲虫の場合、照明を少し考えないといけないですね。



コメツキは名前調べを諦めてしまっているのですが、一応、記録のために載せておきます。



廊下の隅にエンマコオロギがいました。コオロギというと秋を連想するのですが、今頃でもいるのでしょうか。



このクサカゲロウは、顔の模様を拡大して見ると、カオマダラクサカゲロウであることが分かりました。



地下駐車場の天井にトビケラも止まっていました。トビケラについては幼虫の図鑑は多いのですが、成虫が載っているの図鑑はほとんどなくて、種名までは分かりません。川の傍にあるマンションだからか、トビケラが良く来ます。一度、名前を調べてみたいですね。(追記2018/02/02:これはホソバトビケラ科のホソバトビケラかその辺りの種だと思われます

蛾については次の機会に載せます。
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