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廊下のむし探検 ミヤマカミキリ、ヤブキリなど

廊下のむし探検 第115弾

最近、蛾が少し下火です。メイガ類が多くなったので、全体の小ぶりになったせいでしょうか。その代わり、甲虫が再び多くなってきた感じです。



地下駐車場の天井に、やけに大きな虫がいるなと思って近づくと、このカミキリでした。ミヤマカミキリというそうです。wikipediaには日本最大級と書いてありました。触角が長いので、全体を撮ると体が小さくなってしまうので、体の部分を大きくして撮りました。前胸の部分にしわが入ってような感じです。果樹の害虫だそうです。



これはやや小型のカミキリです。調べてみると、ホソカミキリというのが似ていました。触角の第1節が異様に太いのが目立ちます。



廊下ではひっくり返っている甲虫が多いのですが、これもそうでした。もとに戻してやると、翅がずいぶん光っているのが目立ちました。模様からキョウトアオハナムグリかなと思っています。綺麗な甲虫です。



廊下の壁には2-3mmの小さなカゲロウがいっぱい止まっています。どうせ名前が分からないからと思って撮影しませんした。代わりに、いつもいる大きめのカゲロウですが、キイロカワカゲロウを撮りました。



地下駐車場にじっとしていました。長い直線的な産卵管が目立ちます。キリギリス類はよく分からないので、「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」という図鑑を頼りに調べてみると、どうやらヤブキリのようです。



綺麗なクモなので写してみました。「日本のクモ」という写真図鑑やネットを頼りに調べてみると、ジョロウグモの幼体のようです。



ついでに近くにいたクモも写してみたのですが、これは名前が分かりませんでした。クモはメスとオスが極端に違うし、おまけに幼体も異なります。図鑑ではメスだけとか、メスとオスしか出ていないので、絵合わせではなかなか難しいです。



これはトビギンボシシャチホコというシャチホコガ科の蛾です。

蛾も幼体はあるのですが、これは毛虫なので、蛾を見るときと毛虫を見るときでは、かなり視点が変わります。さらに、オスとメスの違いも小さいので、図鑑を丹念に見ていくと名前が分かることが多いです。初めのころ、蛾の名前を調べるのに、一般的な図鑑を使っていたのですが、蛾は5-6000種もあるので、小さな図鑑には載っていないことが多く、結局、講談社の「日本産蛾類大図鑑」を買いました。どの科も分からない時は、これを最初から見ていくのです。かなり面倒臭いですが、でも、だんだん慣れてきて、こういう蛾はこの辺りのページに載っているというが分かってきて、探すのが速くなります。それでも分からない種が多いので、標本作りを始めました。



この手の蛾は写真では分かりにくいです。何となく色合いから、ヒトリガ科のムジホソバかなと思いますが、外縁の縁毛が黄色でないのが気にかかります。別の種かもしれません。



これはツトガ科のヨシツトガかなと思いますが、翅にしわがよってちょっと奇妙です。脱皮に失敗したのかもしれません。



これはメイガ科のナカムラサキフトメイガですね。

前日見たアケビコノハはそのまま地下駐車場の天井に止まっていました。コスズメは場所は変わっていましたが、やはり天井に止まっていました。

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