廊下のむし探検 変わったハチの巣?
廊下のむし探検 第101弾
「廊下のむし探検」は蛾ばかりと思われているかもしれませんが、建物をずっと見て回っていると、ほかにもいろいろと変わった「むし」に出会えます。野外を歩いていても、これほど多くの虫を見ることはないだろうと思うくらいです。
階段の裏側の部分に奇妙なものがついていました。「廊下のむし探検」をした2日前にはなかったと思うのですが・・・。
大きさは、全体の長さが階段1段分の2/3のほどです。よく見ると筒状の塊がいくつもつながっているような感じで、ところどころに穴が開いています。
下の部分には一匹のハチがいました。きっとハチの巣なのでしょうね。ちょっと調べてみたのですが、こんな巣を作るハチは見つかりませんでした。さて、何でしょう。
こんな細長い体をしていますが、これもカメムシの仲間です。ヒゲナガサシガメです。
カマキリの赤ちゃんもいました。種類までは分かりません。
ちょっと模様が違う感じですが、前回もいたアシナガオニゾウムシではないかと思います。
天井に止まっていて、何が何だか分からない感じですが、よく見ると、黒くて長い口が見えています。マダラアシゾウムシです。
何の仲間か分からなくて、また、甲虫図鑑を端から調べていきました。クチキムシ科のフナガタクチキムシという種に似ていますが、どうでしょう。
これからは蛾ばかりです。
翅にLの字がくっきりと見えます。ドクガ科のエルモンドクガです。ドクガ科といっても、毒は持っていません。
小さいですが、結構、綺麗な蛾です。ハマキガ科のニセウンモンキハマキではないかと思います。筋が銀色に光っています。
これはツトガ科のクロフタオビツトガだと思います。前方に2本、長く伸びているのは下唇鬚(かしんしゅ)という「ひげ」です。
これはツトガ科(以前はメイガ科だったのですが)のウスムラサキノメイガです。ちょっと色あせた感じがしますが、もともとは綺麗な蛾です。
これはメイガ科のマエモンシマメイガです。最近、メイガやツトガの仲間が結構多いですね。
名前も姿も優雅な感じですが、カギバガ科のウスギヌカギバです。
最後のこの蛾は鱗粉が取れてしまっているのか、模様がはっきりしません。しかし、翅の形からシャチホコガの仲間かなと思います。おそらく、プライヤエグリシャチホコではないでしょうか。(追記:翅の形が違うようです。もう少し検討が必要ですね)
スポンサーサイト